人工知能と自動車の自動運転化。車はひとつ上のステージへ
googleが現在アメリカで試験的に行っている”完全自動走行”の車が、ついに事故りました。
完全自動走行については、以前に書いた
で、自動走行でも段階があるんだよーとかの話しているので端折ります。
で、事故った時の映像がこちら
確かに接触しているので事故なんですが、正面衝突とか操作不可能になって壁に激突!とかではないんです。
ただ右折する際のカーブに工事現場で使うような土嚢のような砂袋が放置されていたんですね。それで、それを踏みつけて走行するようなプログラムは組まれていないので、避けて右折しようとしてカーブで膨らんだ際にバスに接触してしまったってわけです。
でもね、事故は事故。衝突を避けて自損になる人もいるし、色々と面倒なんですよ。そんな面倒な話は
っていう3部作になってます。
まぁそんな事故ってしまったgoogle車なんですが、実験を開始した2009年から53台の自動運転車を使って約224万kmの走行テストを実施し、17件の事故が起きたが、これらはすべて相手に過失がある「もらい事故」でした。
すごくね??
まず224万キロも走っておきながら、事故がたったの17件!しかも、それがもらい事故。つまり今回の事故を起こすまでgoogleに非のある事故は発生していないって事なんですね。
で、今回の事故はある意味、さらにgoogleの自動運転自動車を高みにもっていく意味があって、というのも
事故った
⇒ 事故った原因を分析修正プログラムを組む
⇒ 同様の事故は起こりにくくなる
= 事故の確率が減少する
なんかサイヤ人みたいだね。
「サイヤ人は死の淵から生還すると戦闘力が上がる。」
「自動運転自動車は事故を経験すると、事故回避能力が上がる」
って事になります。
しかも、これが車の”メーカー”という垣根を越えて、完全自動走行車の事故データを共有・修正していけば、それこそ事故の確率は格段に下がるわけです。
そして完全自動走行車の普及率が上がれば上がるほど、事故発生件数は逆に下がっていくはずです。
これって凄い世界な気がする。
で、万が一事故が発生した場合でも最近gogleが特許申請したネットリベットリ機能が実装されたら、二次災害は免れるのかと思うと、もうスゴイ!としか言えなくなるね。
ちなみにネットリベットリ機能っていうのは
自動運転車のエクステリア部に使用する粘着性素材で特許を取得した。自動運転車が歩行者と接触した際、歩行者がはね飛ばされずに車にくっついたままとなることを目的としたものだ。
特許文書の記述によると、車両のボンネットやフロントバンパー、フロントサイドパネルに使用される粘着材は、外側のコーティング層が割れることで、内側からハエ取り紙のようなべたべたした表面が露出する仕組みだという。
特許出願者をグーグルとした5月17日付の特許文書には「歩行者との衝撃で塗装が破れると、粘着層が露出する」とある。
またその他にも、「粘着剤が歩行者と車両を接着させるため、歩行者は車両が停止するまで車体にくっついた状態となる。歩行者がはね飛ばされることがなくなり、道路表面または他の物体との二次的な衝撃を防ぐことができる」 との記述もあった。
グーグルは特許出願書の中で、車に跳ねられた歩行者が、道路や他の物体にたたきつけられるなどして、さらなるダメージを負っていることを出願の理由として挙げている。
http://www.afpbb.com/articles/-/3087695から引用
あとは粘着した後、どうやって剥がすのか?とか車に剥離剤を事前に積むのか?とか考える必要はあるよね。
だって少なからず事故に巻き込まれているわけだから、例えば被害者が頭部から出血していて救急車きたけど、車に張り付いて剥がせない!!とかなったら地獄だよね。
でも、こういった技術は自動運転自動車に限らず多くの車に標準装備されていくべきだと思うし、こういう発想は自動車メーカーからは出てこなかったのかと思うと、今”車”っていうものにこれまでとは全く違った視点を持つ様々な分野のテクノロジーが集結している感じがしてワクワクしてくるね。で、大体日本のメーカーはどうでもいい機能を付け足したりして蛇足になったりするんだけどね。最近買収されたシャープから出てたロボット家電COCOROBOとかね。おしゃべり機能とかとかいらないでしょ!!しかも無駄に標準語と関西弁搭載してるし!家でルンバの偽物みたいな奴と会話してるなら、人と会え、人と!!しかもamazonで55,980円って高すぎるわ!
そんなgoogleさんですが、提携したのが先日不正が発覚したFCAっていうのが、なんとも運が悪いのかなんなのか。
FCAを知らない方は、こちらをご覧ください。
自動運転自動車っていう存在が人々の中で“車”としての存在するのか、それとも“家電のひとつ”と言えるくらいより身近なものになるのか、それはこれからの進化だったり法整備だったりするんでしょうけど、少なからず一つ上の段階に進んだことは間違いなさそうです。
最後に
燃料がガソリンから電気に変わろうが、ハイブリッドになろうが車というものが存在する限り、メンテナンスは必要になってきます。
そして現在、今関商会ではガソリンスタンドとしての営業だけでなく、車検・一般整備・持込み作業にも力を入れております。
GooPitを経由していただければ、amazonなどでお客様自身が購入いただいたパーツやタイヤなどの取り付けを積極的に行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
GooPit弊社ページ
またガソリンスタンド事業以外にもバッティングセンターや模型店なども運営しておりますので、御来店いただければ幸いです。
お待ちしております。
今関商会
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