【スタッドレスタイヤ】BLIZZAK VRXブリヂストンとICE GUARD50+横浜タイヤとWinter Maxx02ダンロップを試乗会で比較してきました!
さて、このタイヤ試乗会シリーズもこれで3回目、もうこのブログでは定番になってきました。
ちなみに、これまでの試乗会シリーズは
でした。
前回までは全てブリヂストンのタイヤをそれぞれ比較するという内容だったのに対して、今回は同業他社のスタッドレスタイヤで比較するという、これまでとは違った試乗会だったのでワクワクでした!
今回の比較するタイヤ
BLIZZAK VRX(ブリヂストン)
ICE GUARD 50+(横浜タイヤ)
Winter Maxx 02(ダンロップ)
の3種類です。
ちなみに、それぞれの企業はCMなどの宣伝で芸能人やスポーツチームを使用しています。
ブリヂストンは綾瀬はるか
横浜タイヤはチェルシーFC
DUNLOPは福山雅治
今回の試乗会会場
新横浜スケートセンター!!
もちろんスケートセンターとして有名なんですが、ドラマのロケ地にもなっていて
キムタク主演のアイスホッケードラマ「プライド」で使用されていました。
今回はそんなスケートリンクに車を運んで、氷上での運転性能を体感してもらおう!っていう試乗会でした。
テストコース・試乗車
写真を見ていただくとわかりますが、3台をタイミングをずらして走らせて、それぞれのタイヤを体感していく試乗会です。
コースは
試乗車はHONDAのNボックス
試乗方法
1.停止した状態から車に乗り、発進・出足の良さを体感しながらスタート地点に向かう。
2.スタート地点で一度完全停止した後、アクセルを踏み込み、ブレーキ地点でブレーキを踏んでブレーキの効きを体感する
ブレーキの効きですが、スタート地点でアクセルをベタ踏みしてからブレーキをかけています。そのため通常の雪道では考えられないようなスピードで走行しているため若干滑ります。今回はそのブレーキ後、どれだけ停車するのに距離が発生しないかを基準として“ブレーキの効き”についてお伝えします。
3.8の字コースを走行し、カーブでの安定感を体感した後に元の停車位置に戻して終了
評価方法
満足(5) ⇔ ほぼ満足(4) ⇔ 普通(3) ⇒ やや不満(2) ⇒ 不満(1)
の5段階評価です。
前回の試乗会と違い、今回はドライバーと助手席にブリヂストンの社員さんがいるのみで後部座席に座る方はいらっしゃらなかったので、その後部座席の感想はありません。
では、比較結果をお伝えいたしましょう。
ICE GUARD 50+(横浜タイヤ)
私が試乗した第一号車です。評価としては
発進・出足の良さ:3
ブレーキの効き:3
カーブでの安定感:3
となりました。
最初に乗った車ということでこれを基準に他のタイヤと比較していこうと思います。
基準として普通(3)としましたが、走りだしも滑ることなく、しっかりと氷上を噛んでいましたしブレーキだって止まるまでに若干の時間はかかるものの滑って止まらないという事ではありませんでした。カーブの安定性に関しても、特に外に膨らむような事もなく余程の豪雪地帯などでない限りは十二分に機能してくれるタイヤだと思います。
こちらで、より性能について書いています。
BLIZZAK VRX(ブリヂストン)
発進・出足の良さ:3
ブレーキの効き:N/A
カーブでの安定感:3.5
となりました。
発進・出足の良さは大して変わりません。
で、問題はブレーキの効きです。私の評価では N/A となっています。
これ not available って意味です。つまり適用外って事です。というのも、まさかの
NボックスのABSが作動!!!
まずABSって何?っていう人に説明するとAntilock Brake System(アンチロック ブレーキシステム)の略です。日本語訳すると”あーブレーキのそれね”です。嘘です。
で、Wiki先生によると
急ブレーキあるいは低摩擦路でのブレーキ操作において、車輪のロックによる滑走発生を低減する装置である。
の事を指すんですが、まさに急ブレーキで低摩擦路(氷上のため)が起こったため、これが作動したんですね!!
HONDAスゴイ!!馬鹿!!
全然今じゃない。
それは今じゃない。
っていう事情で、ブレーキ踏んで「あー滑ってるなー」って思ったくらいでブレーキが、というか車全体がガコガコ揺れまして、止めてくれたんですね。
まさかブリヂストンさん主催のスタッドレスタイヤの試乗会で、自社のタイヤ性能を一番感じてほしいのに、それを感じる前にABS作動ってもうね
よく見たら背後の人の顔にABって書いてあるから予言してたのかもしれませんね。
そんなワケでブレーキの効きに関しては比較できません。
ただし、カーブの安定性に関しては急ブレーキを踏んで曲がるわけではないので、ABSが作動することなく、しっかりと体感してきました。
実際8の字コースを運転してみて、外に膨らまないっていうのは横浜タイヤと同じなんですが、ハンドルを深くきった場合のグリップ力が他のタイヤに比べて良かったです。
なので、人が急に飛び出して来たり、障害物があった場合の衝突するか否かっていうコンマ数秒を争う場合では差が出ると思います。
ただあくまでも安全運転が当たり前と考えると、そこまで差があるとは考えにくい為評価は3.5に止まっています。
こちらで性能についてより詳しく書いています。
Winter Maxx 02(ダンロップ)
発進・出足の良さ:3
ブレーキの効き:3
カーブでの安定感:2.5
といった評価になりました。
発進・出足の良さとブレーキの効きに関しては、他のタイヤと変わらずでした。
ただひとつだけ気になったのは、カーブの安定性。
他のタイヤに比べて、若干外に膨らみます。これは他のタイヤとの構造のせいだったりするのかなーっと思います。でも実際、都市部で履いてたとしても、スケートリンクほどの氷上を走っているわけではないので私が体験したのと同じ事を体験できる可能性は高くないかもしれません。ただし何が起こるかわからないのがドライブなので、そういった意味も込めて0.5マイナスの2.5としました。
ダンロップだけの記事はこちら
試乗会動画
これまで説明してきたわけですが、文字だけじゃ伝わらない。伝わらなければ意味がない!って事で動画をのっけてみました。ただしドライバーさんがそれぞれ違うので、一概に同じ基準と言えないんですが、こんな感じで試乗会やってるんだ!って感じてもらえればそれはそれでOKかと思います。音がうるさい場合があるので気をつけてください!
このMOVIEでの順番は3→1→2となっています。
#1はYOKOHAMA ice GUARD50+
#2はBRIDGESTONE BLIZZAK VRX
#3はDUNLOP Winter Maxx 02
スピンオフ(BLIZZAK VRX vs Playz)
BLIZZAK VRX と Playz を氷上で比較してみました。
手前がPlayz(夏タイヤ)で、奥がBLIZZAK VRXです。
スピンオフと書きましたが、結構これに乗りたいがために試乗会に来てると言っても過言でないくらいです。
なぜか?
もちろん自分の足でペダルを漕ぐので、今回の評価ポイントでもある3点(発進・出足の良さ、ブレーキの効き、カーブの安定性)を一番リアルに体感できるからです。
で、特に氷上では夏タイヤが不利なのは当然なんですが、ここまで違うか!!!というくらい違いました。
発進・出足の良さ
まずね、Playzはスタートができない。本当に驚いたんですが、漕げば漕ぐほどツルツルとタイヤが滑ってるのがわかりました。その点、VRXはペダルを踏み込んだ瞬間から前進するので、それだけしっかりと噛んでいることがわかりました。
ブレーキの効き
まず前進できていない時点でPlayz大丈夫か?って思うんですが、それでもなんとか前に進むわけです。なので、大して速度も出ません。それなのに止まらない。いや止まれない。見事にツルツルと滑っていきます。ブレーキ中にハンドルを切ろうものなら後輪がフリフリと流れます。それに比べてVRXはしっかり止まる(ABSとかないし)。Playzで走ってからVRXに乗ると、本当によくわかる。ハンドル切ってもしっかり曲がるしね。
カーブの安定性
進まないし、止まれないしっていうPlayzに曲がるなんていう酷なことはできません。あれは曲がってるとは言わない。流れてるって言うと思います。で、もちろんVRXはしっかりと曲がることができます。
最後に
ここまで長々と読んでいただき、有難う御座いました。
今回の試乗会での比較はあくまでの私の主観に基づいた評価となりますが少しでも参考になれば幸いです。
今年(2016年)はラニーニャ現象が発生する可能性が高く、そのため厳冬になる可能性も例年に比べると高いようなので今回比較したスタッドレスタイヤの出番も増えそうな感じがします。
弊社ではタイヤの販売はもちろん、皆様が大切に保管されているタイヤの取り付け作業なども行っております(=タイヤ交換を事前予約で9720円/4本)
あと、履き替えた後のタイヤ保管方法については
またネットなどでタイヤを購入された方もGooPit経由で御連絡いただければ、取り付け作業なども行いますので是非ご利用ください。
今関商会
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