【整備】ブレーキがキーキー鳴るのでディスクローターとキャリパー、ブレーキフルードを交換しました。
ブレーキのキーキー音、嫌ですよね。
自転車の場合だと、「あー、ブレーキ鳴いてるなー」とか思うんですが車に乗ってると意外と気づいてないケースが多いです。特に音楽とかかけてるドライバーさんは気付いてない事が多いので、身に覚えのある方は少し気にして走ってみるといいかもしれません。
キーキー音がなる理由はもちろん幾つか原因があるんですが、まずはご自分の車のブレーキタイプはどっちなのか?っていうのをわかっていないと意味がないので、わからない方は以前書いた
で、確認してもらえるといいかと思います。
で、今回交換したパーツについて、それぞれ簡単に説明すると
ディスクローター
ブレーキローターとも呼ばれたりするパーツですが、その役割はというと
ディスクブレーキは、ブレーキキャリパーに組み込まれたブレーキパッドをディスクローターに押付け、その摩擦力によって制動する。
つまり、
パッドを押し付けられる
役です。
キャリパー
この画像でいうところの黄色い部分です。さっきのディスクローターの画像でいうところの紫の部分です。
で、こいつの役割はさっき書いたように
ディスクブレーキは、ブレーキキャリパーに組み込まれたブレーキパッドをディスクローターに押付け、その摩擦力によって制動する。
つまり、こいつはブレーキパッドを押し付ける役ってことです。
押し付ける人=ブレーキキャリパー
押し付けられる人=ディスクローター
です。
ブレーキフルード
これはブレーキオイルってやつです。
結構交換する人は少ないんですが、吸湿性が高いので水分が混入しやすいです。
ただエンジンオイルみたいに黒ずんだり、これ自体がキーキー音の原因になることはないので注意して乗っている人は少ないかと思います。
そしてその水分を含んだオイルを使って、油圧のブレーキシステムが動かされるので結果としてブレーキシステム内に錆が発生しやすくなります。
また水分混入でオイル自体の沸点も250℃→100℃程度まで下がってしまい、ブレーキペダルを踏む力が100%ブレーキに伝達しなくなり、制御不可能になる場合もあります。
これが
べーパーロック現象
です。
怖すぎる、、、。
ちなみに交換サイクルは
4年(車検2回分程度)
で十分です。
では、実際私の車はどんな状態だったかというと
Before
ディスクローター
キャリパー
水分が混入したケースで、ピストン部分の黒い線が錆びです。これがもっと酷くなるとキャリパー内で固着してブレーキが常にかかっている状態になってしまいこともあります。
After
ピストン自体も交換して、ディスクローターも新品です。
一部錆びている部分は、もう剥離できなかったけど問題なし!!
そしてもちろん
キーキー音も無し!!
で、気になるそのお値段なんですが、
部品代だけで
約80,000円!!
で、これに工賃とか乗ってきますからね。
ただ、ブレーキ関連は音もそうですが制御不能になることが一番怖いですし、事故った場合もし自損事故とかで自分だけに影響がでるならまだしも、万が一他人を巻きこんだりしたら最悪ですからね。
そう思えば安いかなと思います。
もう今年も残り半月です。
着々と寒くなっていて、朝晩は特に冷え込みます。
スタッドレスに履き替えてない方は是非履き替えて、もしくは購入していただいて、少しでもブレーキなどに不安がある方(ブレーキの効きが甘い、反応がよくないなど)は一度点検してみる事をお勧めします!!
だってスタッドレス履いてても、ブレーキ効かなかったら意味ないですからね!!
最近のスタッドレス事情に関しては
などを参考にしていただけたらと思います。
今年もあと少し。
年末だからというわけではありませんが、皆様安全運転でお過ごしください!
もしなにか疑問や相談などございましたら最寄りの弊社SSに立ち寄っていただければと思います!
今関商会
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