2016年09月26日

【スタッドレスタイヤ弾】BLIZZAK VRX(ブリヂストン)が誇る3つの特長(アクティブ発泡ゴム・非対称パターン・非対称サイド形状)

スタッドレスタイヤなんてどのメーカーも同じでしょ!!っていうのが大半の方の意見だと思いますし、雪が滅多に降らない非降雪地帯に住んでいる方々には尚更その違いが「よくわからない」商品だと思います。

 

でもね、やはりどこのメーカーもそれぞれ差別化をしようとしていて、それはもちろん性能だったり価格だったりするわけです。

 

じゃあそれを試乗会に行ってきた私が3回に渡って説明しちゃうぜ!!っていう自己満な内容なんですが第一弾として今回はブリヂストンのBLIZZAK VRXについて説明したいと思います。

 

ただ、その特徴を説明する前に、理解していただきたい事として

 

なぜ滑るのか?

 

これ、路面が凍っているから滑るというのは間違いなんですね。

 

正解は凍っている路面とタイヤとの接地面の間に、水の膜ができて滑っているです。

 

水の膜
イメージ図

 

よくわからないという方は、冷蔵庫の製氷機から氷を手で取り出したその瞬間は滑らないと思うんですが、手の中で溶けはじめるとツルツルしてしまうと思います。まさにそれと同じことが凍結した道路とタイヤの間で起こっていると思ってもらえればと思います。

 

またスタッドレスタイヤだけでなく通常の夏タイヤでもブレーキを踏んだ際にタイヤと路面との摩擦熱で氷が融け、氷表面に水が発生するという問題が生じてしまうためスタッドレスタイヤを開発するメーカー側としては

 

いかに気温が低い時にタイヤの柔軟性を保つか(摩擦熱を発生させにくくさせるか)

いかに効率よくタイヤの表面で排水を行うか(氷とタイヤの接地面を増やす)

 

を課題として技術開発に取り組んでいます。

 

タイヤの特徴 BLIZZAK VRX編

 

ブリヂストンが販売している中で最高ランクのBLIZZAK VRXには大きく分けて3つの特徴があります!

#1.アクティブ発泡ゴム

滑る理由が氷自体ではなく、その間にある水の撒くだという話を先程しましたが、「なら、それを吸い取っちゃえばいいじゃん!!」っていう事で開発されたのがブリヂストン独自の技術である発泡ゴムです。

 

これの何が凄いって、さっき挙げた2つの課題をこの”発泡ゴム”が全て解決してくれているんです!!!

 

どーやって解決しているのかというと

 

内部に空隙を持たせたゴムである。具体的には、摩擦によって連結した空隙同士がより長い水路として機能することで、発生した水を効率よく排水し、タイヤと氷をうまく接地させる役割を果たしている。発泡ゴムはブリヂストン独自技術であり、経年劣化によるタイヤの硬化抑制にも作用している。また、通常の非発泡ゴムと比べた場合、タイヤ1本の内部に空気のクッションがあるのと同じ効果によって、劣化による硬化幅が小さくなるため、より長期間、ゴムのやわらかさを保持することができる。

ブリヂストンタイヤジャパンHPより抜粋

 

へー、文字だとなんとなくしかわかんねーっていう人は、この動画を見てください

 


ブリヂストン公式YouTubeから

 

ねっ、わかりやすいでしょ!!

 

#2. 非対称パターン

 

VRX非対称パターン

 

まずはこの画像をみて、「非対称って言ってるけど、どこが中心線かわかんないから非対称とかどうとかの問題じゃなくて、なんかグチャグチャだな!!」っていうのが率直な私の印象です。

 

でもこれだけデザインが混ざっていても回転方向の指定はありません。ちなみに、この画像だと右側がアウト側になります。

 

で、この非対称パターンはどんな効果があるのかというと

 

非対称パターンでは、イン側のパターンが直進時に影響し、アウト側のパターンがコーナリング時に影響する。VRXではイン側から2列目のパターンがV字状になり、より鋭く氷に食い込むことで、ひっかき効果を拡大している。

また、アウト側から2列目のパターンでは、交差したラグ溝をREVO GZより増やすことで、雪を掴む能力を向上。雪上性能を上げている

CarWatchImpressさんの記事から抜粋

 

へー、文字だとなんとなくしかわかんねーっていう人は、この動画を見てください(2回目)

 

 

#3. 非対称サイド形状

 

動画を見ていただいたなら、そりゃこれが3番目に来るだろうなと思った事でしょう。

 

はい、そうでございます。

 

で、じゃあ非対称サイド形状って何なのっていうのを説明しますと、

 

ECOPIA PZシリーズで導入されたIN/OUTで形状が異なる非対称エコ形状とVRXの一代前のBLIZZAK REVO GZで使用された技術を合わせ新たに設計されたデザインを指します。

 

この効果としては路面との設置を安定させることで直進安定性と応答性を向上させ、凍結した路面上での安定性に貢献します。また安定性・バランス性能が向上することで転がり抵抗も提言し燃費の向上とタイヤサイドの発熱抑制にも繋がります。

 

VRX非対称サイド形状

 

へー、でも文字とか画像だけだとよくわかんないなーっという方はこちらをご覧ください。

 

 

この安定性に関しては、実際雪道などの凍結した道を走ってみないと体験するのは難しいかもしれません。私が行った試乗会のでよかったら、この記事に書いてあります。

 

※【追記】横浜タイヤ&ダンロップの性能についても書きました!

 

 

ちなみにVRXに関しては夏に他の夏タイヤと比べてみた

 

 

を読んでいただけると、VRXは従来のスタッドレスタイヤ・スパイクタイヤと違うんだ!という事がわかると思います。

 

これから徐々にタイヤの履き替えなどのオーダーも増えてきます。もし御自身でタイヤ交換するのはちょっとな、、、って思ったら是非最寄りの弊社ガソリンスタンドへご連絡ください!

事前に御連絡・御予約いただけたら、

 

9720円/4本(組替・・バランス・脱着込み)

 

で行います!※ただし4本同時交換のみの場合です。また扁平率やインチサイズによって別途料金を戴く場合がございます。

 

またネットなどでタイヤ購入される方は是非GooPitをご利用いただければ、わざわざタイヤを受け取る必要なく、弊社ガソリンスタンドに直送していただくことができます。そのあとは交換日時を決め、当日ご来店いただくだけで結構です!

goopit_horizon

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今関商会

1952年創業の今関商会の三代目。 大学卒業後、出光興産(株)の東海支店にてガソリンスタンドの現場から販売促進課、工業用潤滑油課、販売店担当などを経て退社。 2013年より、実家である(株)今関商会に入社。 趣味はNFL鑑賞と筋トレ 2児の父でもあります。 会社ではSS現場やブログ、Facebook、instagram等、SNSの更新も行っています。

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