Google自動運転自動車の開発から撤退!撤退?方向転換だろ、ただの。
2016年12月14日早朝、グーグルの親会社であるアルファベットからの公式発表がなされ、これまで自動運転の技術開発を行ってきた事業部が『Waymo』としていう子会社に生まれ変わり、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービル)と連携する形で、全米各地で完全自動の旅客業務の実用化を検討し、早ければ来年からサービスを行うみたいですよ。
各メディアが発信する情報を纏めたら、上みたいな文章になったんだけど、これって確かにネガティヴに捉えれば
撤退
なんだろうけど、そんな風に捉えるのは相当偏屈な奴なんじゃないかと思います。
PDCA(Plan・Do・Check・Action)を回しまくった結果、少なからず”現段階では”凍結しただけであって、これまで注力していたソフト・ハードの両面(車両含めた自動運転自動車の開発)からソフト面(自動運転技術のシステム)に絞ったっていうだけのことでしょ。
確かにGoogleの自動運転自動車に関して、ここ数カ月で役職者の離脱とかもあったからゴタついてたのは知ってましたけど、どんなお偉いさんだろうと誰かが抜けたからって簡単に瓦解するような弱い体質ではないと思うしね。
そこらへんのゴタゴタについては、こちら
まぁ
餅は餅屋
「何事においても、それぞれの専門家にまかせるのが一番良いということのたとえ。 また、上手とは言え素人では専門家にかなわないということの例え」
ってことなんでしょ。
で、サラっとFCAと連携して、システムを供給してくよー!!って書いてあるけど、FCAってこんな会社だからね。
で、このラインナップにGoogleのシステムが随時導入されていくワケですからね、他の車メーカーも色々と技術開発しているんだろうけど、それも餅は餅屋なわけだからソフト面に関してはGoogleが負けるなんてことは滅多にない気もします。負けたとしても、元Google社員が立ち上げた新会社とかだったりするんでしょう。
で、FCAと提携している間に色々とノウハウを学んでもし内製化できるならしていこうかなーくらいに考えているんじゃないかと思います。
もしかしたら、今回の方向転換も自動運転自動車の商用化に目処がつかなかっただけなのかもしれないし、マーケットが熟していない(Google以外は自動運転レベル4に達していない)中で、商品を投入しても採算が合わないと考えたのかもしれません。
でも、7年もの歳月を費やしてきたプロジェクトを一度凍結させたという決断は改めてすごいと思ったし、同時にGoogleがどれだけ大きくなっても大企業病に陥らないんだろうなーと個人的には感じました。
もしかしたら、トランプが大統領になって海外に拠点を作る企業に対して重課税するみたいだから、それを見越して今後国内にGoogle自身で拠点を建設して、雇用創出と完全内製化されたGoogleブランドの車を生産するための準備段階なのかもしれないしね。
早ければ来年からシステム導入されるようだから、すでに自動運転自動車を販売しているテスラや日本の車メーカーに対して、FCAと組んだGoogleがどれだけのインパクトを与えられるのかは気になるとこです。
さて、今年も残りあとわずか。
無事に皆様が年越しできるよう、燃料や整備などで少しでも安心・安全なサポートができればと思っております。
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