2019年02月25日

混迷を深めるベネズエラと今後予想される展開。アメリカは軍事介入するのか?

悪化の一途を辿る国内情勢のまとめ

前回のブログ「ベネズエラは世界一の….」で現在のベネズエラの状況を説明しました。

あれを書いたのが2月13日だったんですが、それから約10日が経った今、ベネズエラの状況はかなり悪化してきています。

時系列で説明すると

  • 2月21日、ベネズエラ政府が海上封鎖を発表
  • 2月22日、ブラジル国境閉鎖、国境沿いに軍を配備
  • 2月23日、コロンビアからの救援物資搬入期日
  • 2月23日、搬入に伴い、デモ隊と国家警備隊が衝突。すでに死傷者が300人超、国家警備隊60人脱走
  • 2月24日、ベネズエラがコロンビアと断交

となりました。

ベネズエラの裏で動く資本主義国と社会主義国の利権争い

アメリカや欧州諸国を中心とする資本主義国はグアイド暫定大統領を支持(※日本も)。内政干渉を主張し国連憲章違反を訴えるベネズエラの現マドゥロ政権を支持していたロシア&中国などの社会主義国だったが、ここでロシアが少し態度を軟化させ、米中の間を取り持つスタンスに変えつつある。また中国も水面下で暫定大統領と債務に関して交渉しているようです(否定してるけど)。

ここに挙がった国(アメリカ・欧米諸国の資本主義国とロシア・中国の社会主義国)どちらも狙っているのは、やはり埋蔵量世界一と言われる原油の利権だと思われます。

社会主義国家であるベネズエラを主本主義国家に変える事が目的にも映るが、アメリカはシェールガス採掘コストを下げるために、ベネズエラで原油採掘⇒市場に供給過多の状況を作る事で原油価格を下げる算段だと思うし、ヨーロッパもBRENTの利権はあるけど崩壊している国も再建に大きく関与することで後のアドバンテージが欲しいだろうし。要は グアイド暫定大統領を正式な大統領として傀儡政権にして利権を確保したい

ロシアや中国といった社会主義国は社会主義国を減らさない為という大義のもと、 ロシアは米中の仲介役として介入して甘い汁を吸いたいんだろうし、中国は債務を肩代わりする見返りに企業や人民を大量に送り込んで内からベネズエラを掌握したいんだろうとしか思えないんですよね。

ただ思うのは欧米諸国はアラブの春の時も結局そういう傀儡政権を作ろうとして上手く行かなかったんだから、少しは戦略変えたほうがいいよなーって事。

逆に中国はアフリカ大陸で行っている資本投入&大量の出稼ぎ中国人を送り込んで中から侵食してていくシロアリ大作戦みたいな戦略は大当たりしてるので(後々問題発生するけど)、あとはベネズエラ国内の主権が現大統領なのか暫定大統領になるのか、独裁国家といっても過言でないので世論とかあんま意味ないんですよね。退陣デモとかしてるようですが、それくらいで引き下がるくらいならもう、とっくの昔に退陣してるはずだし。

今後の展開予測

すでに内部崩壊は徐々に始まっており、現に国家警備隊からの脱走者が相次いでいる。これは今後も増えるだろう。現政権と軍部がグルというか軍事政権なので、国家警備隊の崩壊がどこまで影響するのか。

23日の時点で救援物資の搬入を拒否しているため“人道支援”という大義名分を前面に押し出せば世界各国からの理解を得ることができるため、欧米諸国による軍の投入はある程度認可される気がする。

ここでまさかの副産物は、この“人道支援のための軍投入”は現北朝鮮の政権にも適用することができるので、これをちらつかせて北朝鮮にプレッシャーを与えることも可能になる。事実、米朝首脳会議も控えているので、それまでにアメリカ軍が投入された場合は見えない圧力を米朝首脳会議で発揮でき、すこし会議の展開も変わるかもしれない。

どうなるのかはまだわからないが、いつの時代になっても1つの国を舞台にした資本主義国と社会主義国の代理戦争はなくならないんだなーと改めて思う今日この頃です。

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