2016年07月07日

テスラの死亡事故・オートパイロットモードってなに?

オートパイロットモードで走行中のテスラ「モデルS」が前方を左折する大型トレーラーに追突して運転席にいた男性が死亡していたことがわかりました、5月に

 

すでにこの事故が起きてから2ヶ月が経とうとしているんですね。報道されたのは最近だけど。

今回こんな形で注目を受けることになってしまったテスラモーターズイーロン・マスクについては、それぞれのwikiとリンクさせといたので、そこで確認してもらえばと思います。

 

事故の状況

事故の状況説明を見ると

テスラ事故
NYtimesより引用

 

このUS-27Aっていうのはフロリダを縦断する高速道路で直線を走っていたモデルSと左折したトレーラーが衝突して起こってしまった事故のようです。

U.S. Route 27 in Florida
U.S. Route 27 in Florida

 

日本ではあまり考えられないですよね、高速道路で左折レーンがあるなんて。

でも実際あるんですよね、アメリカでは。

 

 

その事故現場をGoogleMAPで調べてみると

 

テスラ「モデルS」からの視界は

テスラ事故現場

 

で、トレーラー側の視界はこんな感じ。めちゃめちゃ左折レーンあるし!!!

トレーラー側視点

こんなに見通しのいい直線道路なので左折したトレーラーは確実にモデルSを視認できていたはずだと思います。モデルS自体もオートパイロット時の最高速度は時速55マイル(約90キロ)なので160キロとかの猛スピードで地平線の彼方からカッ飛んできたわけでもないし。未然に事故は防げたと思うんですが、でも結果として事故は起きてしまった。

 

その原因として様々な記事で挙げられているのが、オートパイロットモードの存在です。

 

オートパイロットモードって?

モデルSのオートパイロットモードは、アメリカの米国運輸省道路交通安全局や日本政府が定めているロボットカーの自動化レベルの中で、全5段階(0~4)のうち上から3番目になる「レベル2」に定義されています。この自動化レベルについては、

 

 

の中で詳しく取り扱っています。

 

で、モデルSのレベル2というのは「加速・操舵・制動の内、2つ以上をドライバーに代わって調和して自動的に行うシステム」と定義づけられており、既存のステアリングアシスト付きアダプティブクルーズコントロールと同レベルの制御に相当するものとされています。

 

ここで疑問に思うよね。

 

全っ然オートじゃないじゃん!!!

 

まさにその通りなんですよ。

“オート”パイロットモードとかネーミングしたわりにオートじゃない。

 

だけど、このオートパイロットモードがスゴイのは無線通信によるソフトウェアアップデートによって様々な機能の改善・追加が可能となっており、アップデートによって進化するプログラムとなっている事です。つまり今はまだレベル2だけどアップデートされてレベルアップのための課題をクリアすれば車種を変更することなくモデルSのままで、より完全に近づいた自動運転を体験する事が可能になるわけです。ちなみに現時点ではレーン(車線)に合わせてステアリング操作を行う「オートステア」や、車線変更を自動で行う「オートレーンチェンジ」などの機能が追加されています、ドライバーがハンドルを握ることを前提に”

 

そう、この条件が常に付きまとうんです。

 

ドライバーがハンドルを握ることを前提に

 

この前提が外れない限り、私たちがイメージしている自動運転には辿り着かない気がします。

 

色んなSF映画でも自動運転の乗り物はでてきたけど、「ハンドルに手はそえてるけど、自動運転なんだよ」なんて言われても信じることはできませんね。

 

ちなみに死亡事故ではないけど、最近事故を起こしてしまったGoogleの自動運転自動車は自動化レベルの中でも最上位のレベル4に位置しています。レベル4でも事故るんだからレベル2が事故っても不思議ではないよね。被害の大きさは比べ物にならないけど。まぁそんな最近事故っちゃったGoogleの自動運転自動車については、

 

 

を読んでいただければと思います。

自動ブレーキシステムは作動しなかったのか?

オートパイロットモードがまだ完全にオートじゃないってことがわかったんですが、それと自動ブレーキシステムはまた別な話なのです。

テスラに備わっているセンサーなどを調べると、

車両には周囲の状況を把握するための長距離超音波センサーを12個搭載し、周囲360度にわたって半径4.8メートル以内のものを感知することが可能。


また、車両前方を検知するフォワードレーダーがフロントグリル内に収められており……


前方を映像で捉えるフォワードビューカメラも搭載。前方にある物体や路面の状況、そして道路標識の制限速度を読み取れるようになっているとのこと。さらに将来的には信号の色を把握して自動運転することも予定されているそうです。

Gigazineさんの記事から引用

 

そんなモデルSに搭載されているセンサーを可視化すると

テスラ自動操縦

 

で、こんだけセンサーついてんのに、なんで今回の事故で機能しなかったのかというと

 

晴天の青空が背景だったため、白いトレーラーの車体をうまく認識できずに自動ブレーキが効かなかった

 

なんだ、その理由、、、、。

でもぶっちゃけこれはセンサーが反応しなかったのが悪いってわけではないと思うし、さっきも書いたようにあくまでもサポート機能なわけで、モデルSはまだ人間が主体として運転しなきゃいけないレベルではあるから事故を回避するには第一に運転手自身がブレーキを踏んだりハンドルきったりして回避しなきゃダメですよ!だからオートパイロットモードでもハンドルは握っててね!って忠告してたのに、、、っていうのはテスラ側の腹ん中な気がします。

 

 

今回の被害者さんは相当なモデルSのファンだったみたいで、色んな動画をYoutubeにUPしてたんですが、その中に「オートパイロットモードで危機回避!」みたいな動画もあって、その能力を過信してしまった事も事故原因のひとつかもしれません。事故の報告書では被害者のモデルSからDVDプレーヤーがでてきて、ハリーポッターが流れてたっていうからドライバーはパイロットモードに切り替えた後車内で映画鑑賞を始めて、色んな不運が重なった気づいたらトレーラーに突っ込んでたよっていう可能性もあるっていうしね。ブレーキの痕もないみたいだし。

 

ちなみに日本国内でも2015年2月以降で2件自動運転による事故が報告されているようで、どちらもブレーキが間に合わず追突したようです。

昨年12月、車間距離を一定に保つ「ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)」と自動ブレーキの機能を備えた乗用車が高速道路を走行中、渋滞で止まっていた前方の車にぶつかった。

事故前、車間距離が縮まりすぎたため警告音が鳴り、ブレーキを踏んだが間に合わなかったという。運転手は「車内のテレビを見ていた」などと説明しており、前方不注意の疑いがある。

今年6月には国道を走行中の乗用車が信号待ちの車に追突。運転手は「自動ブレーキ機能で停車すると思っていた」との趣旨の供述をしており、直前までブレーキを踏まなかったとみられる。

日本経済新聞から抜粋

こんな意識で運転されたら困りますね。そしてこういった自動運転の事故、そしてテスラの死亡事故を受けて国土交通省は「実用化されている自動運転は運転支援の技術にすぎず、運転の責任は運転者が負うこと」とその責任の所在は運転者に在ると明言しました。まぁ結局は究極の自動運転なんてそう簡単には存在しないよーって事ですね。

個人的見解

 

死亡事故が起きたことによって残念ながら、自動運転に対してこれまで以上に規制が厳しくなるのは間違いないと思います。これが結果的に技術の進歩にブレーキをかけることにならなければいいんですがね。あとこのオートパイロットモード、確かにアップロードで順次新機能が増えたり改善されたりするっていうのは凄く評価するんですが、公道でのβ版テストみたいなもんですからね、購入者が人柱になっている感じは拭えないですね。

※追記

最後に

 

現在、今関商会ではガソリンスタンドとしての営業だけでなく、車検・一般整備・持込み作業にも力を入れております。

GooPitを経由していただければ、amazonなどでお客様自身が購入いただいたパーツやタイヤなどの取り付けを積極的に行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。

GooPit弊社ページ

またガソリンスタンド事業以外にもバッティングセンター模型店なども運営しておりますので、御来店いただければ幸いです。

 

あと超個人的ですが、テスラ乗ってみたいなーと思います。でも油屋が電気自動車に乗るわけにもいかないですからね。ただ経験としてこういった自動運転自動車に試乗はしてみたいと思います。でも高いからなーテスラ。だれか試乗していいよーって人いたら教えてほしいです。

お待ちしております。

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今関商会

今関商会

1952年創業の今関商会の三代目。 大学卒業後、出光興産(株)の東海支店にてガソリンスタンドの現場から販売促進課、工業用潤滑油課、販売店担当などを経て退社。 2013年より、実家である(株)今関商会に入社。 趣味はアメフト鑑賞と筋トレ 2児の父でもあります。 会社ではSS現場やブログ、Facebook、instagram等、SNSの更新も行っています。

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