2016年11月07日

静岡にある横浜ゴムのタイヤ工場に社会科見学に行ってきました!!

実は前回のブリヂストンさんのタイヤ工場を見学した4日後に今度は静岡県は三島市にある横浜ゴムさんの三島工場に社会科見学に行きました!

 

 

前回は北へ!!って感じだったんですけど、今回は西へ!って感じで東京駅の八重洲口からバスに揺られて三島工場へ向かいました!

 

三島工場への道程

途中の車窓から御殿場のアウトレット見えたりして、行きたい衝動に駆られるも今回は我慢!

 

さて、そんな誘惑と戦っている最中に三島工場に到着!

 

三島工場の概要

操業開始:1946年5月4日(今年で操業70周年)

敷地面積:112,000㎡(2.3個分)

横浜ゴム三島工場

東京ドーム東京ドーム東京ドーム

隣接して森永製菓の三島工場があるので、工場内を歩くと右の鼻穴からはゴムの臭いを吸い込んで、左の鼻穴からは甘い匂いを吸い込んで、鼻の奥でゴム feat.お菓子ってなるから良い匂いなのかどうなのかわからなくなる!

 

生産品目:乗用車用タイヤ、レーシング用タイヤ、LT(軽トラ)用タイヤ

そのうちの特に10~17inchのラジアルタイヤが95%を占めていますが、それよりも何よりも三島工場の特長は唯一、

 

レーシングタイヤを生産している

 

事です。

 

そしてここで生産されるレーシングタイヤは国内ではSUPER FORMULAやSUPER GTなどの大会で使用されており、現在はマッチこと近藤真彦氏が率いるKONDO RACINGとパートナーシップを結んでいます。

横浜ゴムレーシングタイヤ

 

生産ゴム量:3,000t/日

説明してくれたスタッフの方曰く、この生産ゴム量がゴム業界でのバロメーターらしいです。

残念なのは、この3,000t/日っていう数字がどれくらいスゴイのかがわからないって事です。

 

Let’s 工場見学!!

はい、ここもやっぱり工場内の撮影は禁止でした。

撮影禁止

 

なので、前回同様生産工程1

 

生産工程2

 

結構ブリヂストンさんの資料に比べると写真が多い仕様になってます。

 

実際の工場見学ではスタッフさん(名前失念しちゃってスミマセン)が引率してくれて説明を聞きながら工場内を歩きながら見学していくんですが、所々で放つ一言一言が結構脳裏に焼き付いているんですが、その中でも特に

 

 

 

「バイアスカッターのスピードがそのまま工場の生産能力なのだよ!」
シャア

 

ね、なんか語尾をそれっぽくするとシャアが言ったセリフみたいになるでしょw

 

 

ちなみにバイアスカッターっていうのは上の図でいうベルトカッターの事です。

もともとラジアルタイヤとバイアスタイヤっていうのが存在していて、今はほとんどがラジアルタイヤになってしまったんですが、その名残として未だにバイアスカッターと呼ばれているそうです。

 

で、そのスピードが速ければ速いほど生産性が上がって多くのタイヤを生み出すことができて、それに加えてブリヂストンさんの時に説明した加硫工程がスムーズにいけば完璧!っていう事のようです。

 

あとは

 

「ビルダーの質が工場の質」

 

っていう発言もあったんですけど、これは

 

 

 

「ビルダーの質が工場の質」
フィル・ヒース

って書いてあると、もう本場のボディビル界ではGYMって言わないでFACTORYっていうんだ!なんて勘違いしてもおかしくないくらい絶妙にマッチしてる気がします。

ちなみに、この人はフィル・ヒースっていう人でミスターオリンピアっていうボディビル世界一の称号を2011-から現在まで6連覇している超人です。

調べてみたら、生まれつき筋肉は付きやすい体質で23歳でボディビルを始めて8-9年でミスターオリンピアになったっていう、なんかよくわかんねぇけどスゲェ!!って人です。しかも、その先天的な才能からついたアダ名が

The Gift

天からの授かりものって意味でThe Giftらしいです。

さてボディビルトークが長引いたんですが、ビルダーっていうのはタイヤを組み立てる人の事を指します。

ビルダー

しかもビルダーさん達は自分専用の機械というか持ち場があって、そこは聖域みたいです。しかも昔はそれぞれのタイヤに”私が組みました”みたいな印があったようで、その印をみれば良いタイヤなのか普通のタイヤなのか工場で働く人にはわかったみたいです。

すごくわかりにくいけど、職人仕事なんだと思います。

 

BlueEarthと普通のゴムボールを比較してみた

さて様々な工程を経て生産されるタイヤですが、よく耳にする”低燃費タイヤ”って何が違うのか?って事なんですが、これはもう言葉で説明するより見てもらったほうが早いので、こちらをご確認下さい。

 

【転がり抵抗の比較】

 

 

【ボールの跳ね具合の比較】

 

 

同じゴムボールなんですが、研究を突き詰めるとここまで差がでます。

 

タイヤに関して

実際、店頭に並んでいる最高級ラインと安価なラインはここまで明確な差はでませんが、確実に”低燃費”という点に関しては差が生まれます。そして、その差がダイレクトにガソリンなどの消費量に繋がります。

 

確かに、一番上のランクにあるタイヤは高いかもしれません。ただ、だからといってパンクしなければいいやくらいの感覚で安いタイヤを買うのもどうかと思います。

 

なので、まずは新車時(中古でも、その車が新車販売された時)に装着していたタイヤと同等と品質のものを装着しましょう。

 

それでこれまでの安いタイヤとの違いを体感してもらい機会があれば、さらにその上のランクのタイヤを試していただき、静粛性・乗り心地・グリップの効きなどの素晴らしさを体感していただければ本望です。

 

最後に

 

さて、ここまで色々と書いてきましたが少しでもタイヤそのものに興味を持っていただけたらと思って書きました。

 

普段そんな気にしたことのないパーツかもしれませんが、車で唯一道路と接地しているパーツであり生命線です。

 

11月になり、寒く感じる日も多くなってきました。まだまだ路面が凍結するまでの気温ではないですが、まずは一度タイヤの溝がどれだけ残っているか?空気圧は適正か?面倒くさいと思ったそこの貴方!!それで事故ったらもっと面倒くさいですよ!!

 

なので、是非フルサービスのガソリンスタンドで無料点検してもらってください!

 

また御自身でタイヤ交換するのはちょっとな、、、って思ったら最寄りの弊社ガソリンスタンドへご連絡ください!

 

事前に御連絡・御予約いただけたら、持込タイヤでも

 

9720円/4本(組替・・バランス・脱着込み)

 

で行います!※ただし4本同時交換のみの場合です。また扁平率やインチサイズによって別途料金を戴く場合がございます。

 

またネットなどでタイヤ購入される方はGooPitをご利用いただければ、わざわざタイヤを受け取る必要なく、弊社ガソリンスタンドに直送していただくことができます。そのあとは交換日時を決め、当日ご来店いただくだけで結構です!

 

goopit_horizon

 

ガソリンスタンドをうまく利用していただいて、快適なカーライフを過ごしていただければと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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今関商会

1952年創業の今関商会の三代目。 大学卒業後、出光興産(株)の東海支店にてガソリンスタンドの現場から販売促進課、工業用潤滑油課、販売店担当などを経て退社。 2013年より、実家である(株)今関商会に入社。 趣味はNFL鑑賞と筋トレ 2児の父でもあります。 会社ではSS現場やブログ、Facebook、instagram等、SNSの更新も行っています。

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