2019年03月05日

金塊保有国として意外と上位な日本!そして窮地に追い込まれるマドゥロ政権と欧米の追い風をうけ躍進するグアイド暫定大統領。ベネズエラの明日はどっちだ!!

米朝会議も不調に終わりいや、わざと不調に終わらせた?、米朝の行方が気になるとこですが、アメリカはそれよりもベネズエラが気になって仕方ない模様。トランプさんはノーベル平和賞が欲しいから北朝鮮の非核化に尽力しつつ、石油の利権も欲しくてベネズエラもしっかりカバー。

これまでの流れは以下

ベネズエラは世界一の原油埋蔵量を誇る国だけど、これまでのツケとかアメリカの経済制裁もあってそれどころじゃない。あとOPECは原油需要が低迷してるのに、さらに減産するみたいだから原油価格上がるかもね。

混迷を深めるベネズエラと今後予想される展開。アメリカは軍事介入するのか?

で、前回からベネズエラの政府官僚はアメリカなどの欧米諸国から資産凍結をされ困る一方で中央銀行から金の延棒を8トン運び出した模様。

しかも通常の警備員がいなく、また中央銀行総裁が不在を時期を狙ったというから明らかに計画的犯行でしょうね。

ちなみに日本の金塊保有量は世界9位(2017年12月時点)で765トン。で、1位はアメリカで8,133トン。桁が違いすぎて話にならないね。

ただ前回予測していたような欧米諸国からの軍投入はなかったものの、支援物資の搬入だ!!阻止だー!!と騒然としていた渦中にコロンビアへ出国していたグアイド暫定大統領が昨日4日にベネズエラに無事帰国しました。

単に拘束逃れのためにコロンビアに行っていたわけではなく、23日に行われた支援物資搬入のタイミングに合わせて出国、しかしベネズエラ軍の支援物資の搬入阻止などで帰国が難しくなったため、ブラジルやアルゼンチンなどグアイド氏の暫定大統領を認める国に出向き各国の首脳クラスと会談を重ね、しっかりと協力要請はしたようで会談後にブラジル大統領とグアイド暫定大統領が共同で会見に臨みました。

ただしブラジルは“あくまでも伝統的な外交手段による支持”というカタチで武力行使には否定的な考えですが、一方でボウソナロ現大統領の前、前々大統領は左派でチャベス大統領を支持した結果ベネズエラはこういった状況に陥ってしまったとも付け加え国内の左派にしっかりと釘を刺し、ある意味この機会を好機と捉えて上手く利用しましたね。さすがこういうとこはソツがない。

そして昨日の帰国直前まで現大統領であるマドゥロ大統領は出国禁止命令に反し出国したグアイド氏の身柄を拘束し適切な対応を取る(=投獄する)と発言していたものの、欧州の支持国であるスペインやフランスなどの駐ベネズエラ大使が首都カラカスの空港内の政府関係者用の入国審査口で出迎えたため強硬手段にでることができず(*ここで強硬手段をとると各国駐在大使にまで危害が及び、それこそ欧米が軍事侵攻する理由になってしまう)、結果として未だ拘束することができず、グアイド暫定大統領に手が出せない状況が続いています。

さすがにこのタイミングでマドゥロ大統領が協力要請で直接外交に行く事もできないですからね。出国したら二度と戻ってこれない気がするし。

また今月22日にチリで行われる国際会議(どれだけ調べても何の国際会議なのかはわからず)にベネズエラ暫定大統領として出席する意向は示しているようで、これに対して現政権が対処しないと一気にマドゥロ政権の弱体化とグアイド暫定大統領の躍進が加速しそうですね。

ただ、ここまでは欧米諸国ばかりが登場しすぎていて、逆にロシアとか中国などの社会主義国が大人しいのがなんだか不気味ですね。米朝首脳会議も不発に終わり、北朝鮮も非核化しなかったのでひとまず安心。さて次はベネズエラを助ける番かなっとここら辺から一気に介入してきそうですけどね。

とか書いてたら、

在ベネズエラ・ロシア大使館は、ベネズエラの野党指導者で暫定大統領就任を宣言したグアイド国会議長について、法的および道徳的観点から見て詐称者だと発表した。(スプートニク日本より抜粋https://jp.sputniknews.com/amp/politics/201903045993222/)

なんて記事も出てきたので、まだまだ落ち着きそうもないですねこの問題は。

最近はベネズエラ関連しか書いてないんですが、結構ここの利権がどっちに流れるかで原油価格にも影響あるので、これからも注視していきたいと思います。

The following two tabs change content below.
1952年創業の今関商会の三代目。 大学卒業後、出光興産(株)の東海支店にてガソリンスタンドの現場から販売促進課、工業用潤滑油課、販売店担当などを経て退社。 2013年より、実家である(株)今関商会に入社。 趣味はNFL鑑賞と筋トレ 2児の父でもあります。 会社ではSS現場やブログ、Facebook、instagram等、SNSの更新も行っています。

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL