栃木にあるブリヂストンのタイヤ工場&プルービンググラウンド(機能測定場)で社会科見学してきました!
横浜駅の天理ビル前からバスに乗って揺られること約3時間
着きましたよ、栃木工場!!
これまで何度も試乗会などには足を運んでたんですけどね。
実際にタイヤが製造されている現場は全タイヤメーカー合わせて初めてだったのでワクワクしました。
栃木工場の概要
操業開始:1971年4月(国内タイヤ工場としては7番目に操業開始)
敷地面積:484,000㎡(10.3個分)
ちなみに面積を東京ドーム何個分なのかを換算するHPがあるの初めて知りました。
生産品目:乗用車用、トラック・バス用、小型トラック用、モノレール用タイヤ
この栃木工場は各地に存在するタイヤ工場の中でも主力工場となっており、少し変わったタイヤなんかも生産しています。
GREATEC(435/45R/22.5)
もう、横に書いてある435/45R/22.5っていう数字を分かる人がみたら、どんだけデカいタイヤなんだよ!!と思うはずです。
ちなみに
435 = タイヤの幅(mm)
45 = 偏平率(低いと薄いタイヤ、高いと厚いタイヤ)
R = ラジアルタイヤ(タイヤの構造)
22.5 = リム径(簡単に言うとホイールの大きさ)
を表しています。
そのGREATECっていうタイヤはトラック・バス用の超偏平タイヤは日本国内では空港などでしか走ることができない特別なタイヤでして(許認可が下りてないらしい)
http://www.bridgestone.co.jp/より
画像の右がGREATECなんですが、これまで後輪などで通常2本装着していたタイヤを太くてデッカイ1本にしちゃった!って話です。
このメリットは、ずばり軽量化なんですが軽量化することで
燃費向上
排ガスの排出量低減
積載量のアップ
使用済タイヤの廃棄量削減
を行う事ができるんです。
あとは、これを履いて国内で走れれば良いんですが、、、。
Let’s 工場見学!!
いやぁ工場見学なんて小学校以来だった気がします。その遠い記憶だと日産の追浜工場に言った記憶があります。そんな久しぶりの工場見学!!こりゃブログのネタには困りそうもないぜー!!なーんて思ってたらある意味想定内の
撮影不可!!
なので、これで説明します。
ってか、これが全てです。
とにかく工場内は暑くてオイニ―がすごい!!そりゃゴムを高温で混ぜたりしてるわけだから仕方ないよね!!
で、工場内はほとんどが機械化されていて、そこらじゅうから機械音がガシャコンガシャコン聞こえてくるんですが、やはり所々は職人さんの手で行われていたのが印象的でした。(これこそ写真撮りたかった!)
特に検査工程は全て人が直接目で見て触って検査していました。しかも捌くスピードも求められるので動体視力を鍛えるトレーニングもしているらしいです。
どんなんだろ?
これか??
ちなみに、この動体視力を測定するマシーンは弊社のS.wingStadium横浜にあります!
是非お試しあれ!
工場の心臓部を見学
タイヤ工場の心臓部といっても過言ではないくらい、とても重要な役割を担うのが
加硫工程
です。
ここが止まると世界が終るくらい、かなり重要なプロセスです。
何、加硫工程って?ってなると思うんですが、その前に”生タイヤ”っていうのが登場するんですけど、なにそれ生チョコとか生キャラメルとかそういう感じのトロトロなタイヤなの?って思うかもしれませんが、これです。
タイヤっていうよりバームクーヘンみたいです。
確かに、様々なタイヤが層になって、この形状になるのでバームクーヘンといっても過言ではないです。
で、この生タイヤを金型に嵌めて熱と圧力を加えることでタイヤ独特のパターン(模様)ができるわけなんですが、すげー言葉で伝えるのが難しい。
頑張って文字に興すと
生タイヤを加硫工程の機械にカポって嵌めたら、下からブラザーって呼ばれる機械が真ん中にズボってはいってプクーって膨らんだら、上からタイヤの型がドーーンっておりてきて15分くらい熱と圧力がかけられます。15分立つと湯気とともにプァッシャーっと大きな音をたてながら型が上がって、さっきまでなんのデザインもされていなかった生タイヤが店頭に並んでいるタイヤになってます。
ねっ、わかりにくいでしょ(笑)
よくイメージできない人はホットサンドメーカーを想像してもらえればいいです。
本当にあれに似ていて、グーって圧力かけて湯気と一緒にタイヤ(ワッフル)が出来上がってくるのは本当にそっくりです。
で、色々画像検索してたら写真ではないけど、イラストでありました加硫工程。
こんなんです。
文字よりもホットプレートの例えよりもわかりやすいですね。
それにしても、やっぱりこういうのって大人になってから見学行ったほうが面白いね!!!
小学生の時に日産の追浜工場に行ったのは覚えてますが、どんな感じだったかは覚えていません。最後にお土産で廃材から作った定規をもらったのは覚えてるけど。
確か僕らの時代はベースが黒い樹脂だった気がします。定規とかの色はこのまんまの青でしたね。
ちなみに一般の方も工場見学できるようです ⇒ ブリヂストン工場見学
ただし日清のカップヌードルミュージアムみたいに自分の好きなタイヤは作成できないのでご了承ください。
個人的には酒蔵とか酒蔵とか、ドメーヌとかワイナリーとか酒蔵とかに見学に行きたいです、バスで。
Proving Ground
さて工場見学のあとはプルーヴィンググラウンド
なに、そのお洒落横文字って思われるかもしれませんが
Proving = 証明する
Ground = 地面、地表、グラウンド
って意味です。テストコースと違うの?って話になるんですが、テストコースはあくまでも走行御評価のためのコースなので、それ以外の評価測定も行えるのでプルーヴィンググラウンドと呼ばれているようです。
プルーヴィンググラウンドの概要
建設:1977年(1989年に拡張)
敷地面積:400,000㎡(770,000㎡に拡張)
拡張の理由としては、欧州向けのタイヤ開発や計測の多様化が理由だそうです。
全長:3.5km(3.9kmに延長)
ちなみに、カーブはバンク(競輪場の斜度があるカーブ)になっていて
だいたいこの角度が30~34度なんですが、プルーヴィンググラウンドの角度はなんと
50度
そんな角度がキツイところを、見学者はバスに乗って突っ込んでいくんですね。
その結果、配布資料に使われている写真ですらバスにピントが合ってない状態になってます。
バンクに入った瞬間の傾いていく感じも「オォーーー!!」って感じなんですけど、なにより運転手さんが優しい口調なのにアクセルをガッツリ踏んでエンジン音が激しくなるほうがある意味「オォーーー!!」ってなります。
ああいう人は怒らせちゃいけないタイプだと思う。
ちなみにさっきバンクの斜度が50度って書いたんですが、現在片側を改修中でして改修後は30度くらいになるようです。
他にも様々なコースが存在していて
こういったコースでの試験がほぼ毎日行われ、約10,000本のタイヤが1ヶ月でテストされ、返却または焼却されるようです。常に性能テストや改善が行われているんですね。
最後に
さて、ここまで色々と書いてきましたが少しでもタイヤそのものに興味を持っていただけたらと思って書きました。
普段そんな気にしたことのないパーツかもしれませんが、車で唯一道路と接地しているパーツであり生命線です。
11月になり、寒く感じる日も多くなってきました。まだまだ路面が凍結するまでの気温ではないですが、まずは一度タイヤの溝がどれだけ残っているか?空気圧は適正か?面倒くさいと思ったそこの貴方!!それで事故ったらもっと面倒くさいですよ!!
なので、是非フルサービスのガソリンスタンドで無料点検してもらってください!
また御自身でタイヤ交換するのはちょっとな、、、って思ったら最寄りの弊社ガソリンスタンドへご連絡ください!
事前に御連絡・御予約いただけたら、持込タイヤでも
9720円/4本(組替・・バランス・脱着込み)
で行います!※ただし4本同時交換のみの場合です。また扁平率やインチサイズによって別途料金を戴く場合がございます。
またネットなどでタイヤ購入される方はGooPitをご利用いただければ、わざわざタイヤを受け取る必要なく、弊社ガソリンスタンドに直送していただくことができます。そのあとは交換日時を決め、当日ご来店いただくだけで結構です!
ガソリンスタンドをうまく利用していただいて、快適なカーライフを過ごしていただければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
最後に館内・工場内は撮影禁止だったんですが、視聴覚室は撮影OKだったので、そこに展示されていた”とっち”に跨ってきました。ある意味耐久性のテストみたいなもんですね。
ちなみにこの”とっち”、勤務している方が作成したようで全てタイヤの廃材でできています!
今関商会
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