クリーンディーゼルでハイブリッド車に勝ちたい欧州の思惑と不正
VWの不正が連日ニュースになってます。
巨額の特別損失だとか制裁金だとかにどうしても注目がいきやすくて、じゃあ何がいけないのか?って考えると「データ不正をしていた!」となるんですが、それではあまりにも漠然としていてわかりにくいので端的にザクっと、サラサラっと書きたいと思います。
まずVWは世界の車市場に対して
「クリーンディーゼル車は燃費も良くて排ガスも少ないから環境に優しいよ!!日本車とかアメ車のガソリン車ばっか買わないでクリーンディーゼル車も買ってね!!」
って言って新車販売台数で世界一になったりしてたのに
あるNPOがVWの数台を対象に排ガス検出のテストをしてたら、あるテストの時だけ異常値がでて
「なんか××のテストの時だけ排ガスがモリモリでてるけど、なんでこれ?」
って聞いたら
「えー、マジで!!じゃあリコールして直すわ!!」
って言って改修したはずなのに
「なぁ全然排ガスの異常直ってないけど、なにこれ、どーゆうこと!?」
って突っ込まれて最終的に
「数種類のディーゼル車に排ガス量を意図的に抑えるソフトを内蔵させて、いくつかの排ガス実験の時はズルしてたよー!!実は有毒物質モリモリでてるよー!!ごめんね(・ω<) てへぺろ」
って話です。
※ちなみに排ガスは、ほとんどが二酸化炭素と水蒸気で構成されていますが、一酸化炭素 (CO)、炭化水素 (HC)、窒素酸化物 (NOx) あるいは粒子状物質 (PM) なども含まれており、これらの物質が大気汚染の原因となっています。
すげー雑に書きましたけど端的にいえば大体こんな流れです。
詳しいデータとかは、この方が書いた文章が読みやすかったので是非
実はこれと同様の問題はすでに日本で起こっていて、2011年にいすゞ自動車のトラックが排出ガス低減性能の「無効化機能」を搭載させていたという事例があります。
で、しかもこれを書いている最中にもBMWも同様の疑惑が浮上したりしてますね。
それにしても今回のVWの件は数種類の車に内蔵されているだけですよー、他の車は問題ないですよー!って発表はしてますし実際問題大丈夫なようですが、、そういう問題じゃないでしょ。
で、これは欧州車はもちろんですが、クリーンディーゼルを押してる日本の車メーカーも少なからず影響を受けると思います。風評被害ってやつですね。
それにしても特別損失が8700億円に加えて、これからの調査結果次第で最大2兆1600億円の制裁金が科される可能性があるらしいですね。合わせて約3兆ですか。
すごいですねぇ~(所さん風)
まぁ救いは日本では今回問題になった車種が販売されていないって事ですかね。
それにしても、これが発覚する前に提携解消を断行したスズキの社長は凄いね!!先見の明というか驚異的な危機回避能力と言えばいいのかわからないけど。
出典:http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010011501000790.html
ただ色々と調べるとまだVW株は所有しているらしく、その価値は日に日に下落しているのだろうけど、これがもし提携中だったらスズキにもなんらかの調査が入ったりする事は重々考えられる話だし、もし何も問題がなかったとしても社会的な信頼や印象に少なからず悪影響を受けていたであろうから、数字には表れないけど素晴らしい英断だと思います。
ここまで書いてきましたが、なんか他にも色々と不正が発覚してきたらしいので、それはまた次の記事で書こうと思います。
※こんなフレーズ度々書くけど続きを書いてないのでちゃんと書きます(汗)
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