2016年12月22日

働くってなんだろう?労働生産性とかGDPとかフランスと日本を比較してみての雑感

外食業界で深刻化する人手不足に対応し、従業員の職場環境の改善に取り組むため、ファミリーレストラン最大手の「すかいらーく」は、全国で展開する店舗の大部分で24時間営業を取りやめることを正式に発表しました。

「すかいらーく」は、全国で運営するおよそ3000店舗のうち、ファミリーレストラン「ガスト」や「ジョナサン」など428店舗で24時間営業を行っています。

発表によりますと、このうち、およそ72%にあたる310店舗程度で24時間営業を取りやめ、営業時間を午前2時までにするということです。
また、24時間営業以外に早朝の午前5時や午前6時台まで営業している559店舗についても、およそ79%で営業時間を午前2時までに短縮するということです。

NHKニュースより抜粋

 

 

ファミレス最大手のすかいらーくが率先して、こういう職場環境の改善に取り組むのはとても素晴らしいことだと思う。

 

 

もちろん夜間の人件費分の売り上げが見込めない、人手不足で十分な人員が確保できない、防犯上の理由とかもあるんでしょうけど、それもひっくるめて

 

 

人間らしい生活を送れるようにしよう

 

 

って事でしょ。

 

 

もちろん3交代とかで勤務してくれている人とか海外とのやりとりが頻繁にある人もいるから夜間勤務がダメというわけじゃないけど、そういう少し特殊な仕事は別として世間に溢れている”仕事”に関してはある程度営業時間の上限を決めていいのかもしれないね。

 

 

とか思ってたら、あるメディアで

 

 

ファミレス24時間営業撤退 カラオケ業界の追い風になるか

 

 

なんてタイトルの記事も出てるし。本当に馬鹿なんじゃないかと思う。それは追い風とは言わないだろ。ある意味、追い込んでるから”追い風”なのかもしれないけど。

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似た話で、これまでD通に出てた仕事が問題起こして就業時間とかに厳しくなったせいでH報堂に回って今度はH報堂が激務になってるって話を聞いて、構造自体はなーんも変わってないと感じましたね。

理解してない

 

 

石油業界に関して言えば、元売りが管理している製油所なんかは3交代で常に稼働しているわけなんだけど、ガソリンスタンドっていうもっと現場レベルでいえば、もうそこまで24時間営業に固執する必要はないのかな?とも思います。

 

 

かといって、隣のお店も24時間営業やってたら辞めにくいし、お客さん取られたら困るなーとか思ったら辞められないよね。

 

 

そこらへんは企業努力というより業界として、一定のルールを設けてあげるべきかもしれませんね。

 

 

ちなみに弊社ガソリンスタンドの営業時間は基本

 

 

平日7:00 - 20:00

休日8:00 - 19:00

 

 

です。店舗によって若干の時間の前後はありますけどね。

 

 

でも、この24時間営業からの脱却ってコンビニとかにも波及しないんですかね?

さっきのアホな記事じゃないけど、これをチャンス!!とか捉えないでほしいな。

 

 

で、ゆくゆくはフランスみたいになればいいのに、、、。

 

 

フランスの日曜は完全に休み。まぁ公共機関とかカフェはやってるみたいですけど。
※最近は観光地区・文化地区においては法律で日曜日の運営許可が出てるみたいです。

 

 

で、そんな日本とフランスの国民一人あたりのGDP(国内総生産)を比較すると

 

日本:$37,372(394万円)

フランス:$39,813(419万円)

 

 

負けてる、、、、。

 

でも、国民一人当たりのGDPだから少子高齢化が進んで、しかも人口が多い日本が不利になるのは仕方なくない?とか思ったわけ。

 

日本:1億2700万人

フランス:6500万人

 

 

そしたらさ、

 

 

労働生産性

 

 

なーんて言葉が登場してきまして、なにそれ?って思ったら

 

 

国民1人当たりGDPによって表される「経済的豊かさ」を実現するためには、より効率的に経済的な成果を生み出すことが欠かせない。それを定量的に数値化した指標の1つが労 働生産性である。

 

 

おぉ~、なるほど

 

 

で、その労働生産性の算出方法は

 

 

労働生産性 = GDP / 就業者数(または就業者数×労働時間)

 

 

で、日本とフランスを比較してみたら

 

 

日本:$74,315(783万円)

フランス:$100,202(1,055万円)

 

 

ボロ負けじゃねぇか、、、。

 

今回参照にしたデータはこちら

 

 

本当にさっきの労働生産性の定義じゃないけど、

 

 

より効率的に経済的な成果を生み出す

 

 

っていうのをもっと真剣に考えたほうがイイと思う。

 

 

それは国としてはもちろん、一企業としてもね。

 

 

で、ブレちゃいけないのは”経済効果を出す”っていう結果を追うのではなく”より効率的に”経済効果を出すっていうプロセスの改善にもっと注力していこうよって事だと思います。

 

 

で、それは少子高齢化が着実に進んでいる日本が世界のどこの国より積極的に取り組まないといけない事だと思うし、労働力の確保って意味で移民とかそういうのも考えなきゃいけないのかもしれないけど、まずは自国民だけで労働生産性をいかに上げるか、必要外の残業だとか休日出勤とかそういう非効率なモノをどうやって排除していくかを考えていかないと、その非効率の犠牲者が国民から国民+移民になるだけで、全く意味がないからね。

 

 

で、それを打開するのはIoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)とかの活用なのかもしれないし、もっと他にもたくさんあるはず。

 

 

それこそ、石油業界だったらこんなロボットアームがガソリンスタンドの計量機とかPitに設置されてて

ロボットアーム

 

 

油種確認から窓拭き、安全点検もやってくれて、AI搭載でメンバーズカードを来店時にスワイプすれば、その顧客データが蓄積されててオイルの交換時期とかを伝えてくれるなら、最高の効率化だなーとか思うし。(イニシャルコストが尋常じゃないと思うけど)

 

 

業種は違えど、その前例みたいな感じがハウステンボスにある“変なホテル”なんだけどね。

で、効率化を優先するとロボットに取って代わられた人はリストラとかされちゃうんじゃないか?とかいう人もいるけど、それに関しては

なぜ勤務時間=9時間労働だと思い込んでいるのか?

※この9時間はあくまでも例えです。

なぜ月~金曜の平日は全て出勤しなければいけないと思い込んでいるのか?

 

 

っていう根本的なところから考え直す必要があると思うし、別に休みを増やしたり一日当たりの就労時間を短くすればいいだけの話じゃないの?と思うわけです。まぁこの意見はある意味、効率化という観点だけからみると矛盾しているのは理解しているんですが、、、。

 

 

で、その余った時間を自身が持ってる他の色んなステータスに割り振ればいいじゃん!って思うわけです。

 

 

例えば、私だったら会社員っていうステータスの他に、旦那、父親、トレーニングジムの会員とか色々あるわけです。これまで会社員っていうステータスに振ってた時間を他のステータスに分ければ、そのステータスは豊かになるだろうし、ステータス自体を増やすことだって可能になるはずです。

 

 

それこそ意識高い系と茶化されてはいるけどQOL(Quality of Life)の充実に直結するんじゃないかなーと思います。

 

 

ちなみにQOLって

ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、ある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念である。

です。

 

 

なんだか長々とダラダラ書いてしまいましたが、最後にひとつだけ

社員・アルバイト募集中!!

してます!!

興味のある方は

まで宜しくお願いします!!

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今関商会

1952年創業の今関商会の三代目。 大学卒業後、出光興産(株)の東海支店にてガソリンスタンドの現場から販売促進課、工業用潤滑油課、販売店担当などを経て退社。 2013年より、実家である(株)今関商会に入社。 趣味はNFL鑑賞と筋トレ 2児の父でもあります。 会社ではSS現場やブログ、Facebook、instagram等、SNSの更新も行っています。

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