海賊とよばれた男・日本人にかえれ
しかも主演は岡田純一(V6)で、そして製作チームの総指揮をとる監督は永遠の0でもタッグを組んだ山崎貴監督。永遠の0では日本アカデミー賞11冠を達成したメンバーで映画製作するそうです。
木更津キャッツアイでニャーニャー言ってたのに、最近は大河ドラマで軍師官兵衛やったり、映画では永遠の0とか図書館戦争に出演したりして、ジャニーズ色が薄れて完全に俳優さんです。
で、今回映画化された【海賊とよばれた男】のモデルは出光興産の創業者である”出光佐三”その人の事なんですね。
※店主や出光のことは、それぞれリンク先で調べてみてください。
そして出光興産に短いながらも籍を置いた身としては”出光佐三”という人を”海賊”とよんでいたわけでもありませんし、もちろん”さん”づけでは呼べません。名誉会長とかそんな敬称でも呼びません。
じゃあなんて呼んでいるのかというと
「店主」
と呼びます。
名誉会長とかではなく「店主」です。
で、そんな店主が創業した出光に私が入社したのがちょうど節目の創業100周年。
そして東日本大震災の年でした。
そんな3.11から約3ヶ月が経った出光の創業記念日6月20日の新聞の一面には、このような広告がでました。
文字が小さくて読みにくかったので書き出してみました。
「日本人にかえれ。」
これは、創業者出光佐三のことばです。
日本人が古くから大切にしてきた和の精神・互譲互助の精神。
自分たちの利益ばかりを追求するのではなく、世のため人のためにことを成す。
佐三の信念によって、出光はいまも、
そうした日本人らしさを心に活動しています。
東日本大震災に襲われた日本に向け、
海外から届いたたくさんの励ましの言葉。
その中にも、佐三が大切に考えていた日本人らしさを称賛するものがありました。
その数々の言葉によって、私たちは勇気づけられ、
日本人であることの誇りをあらためて認識することができました。
一方で、震災を経たいま、
本当のゆたかさとは何か、
私達は何を大切にして生きていくべきなのか、
これからの日本人にあるべき姿はどのような姿か、
一度ゆっくり立ち止まって、
向き合う必要があるのではないでしょうか。
本日、出光は創業100周年を迎えました。
これからの100年、私たちは何ができるのか。
世界が日本に注目するいま、
私たちはこれまでの歩みを振り返り、
新たな一歩を踏み出し、
次の100年の社会づくりに貢献する企業を目指してまいります。
私たちは、日本人のエネルギーを信じています。
出光創業100周年
たぶんこれを読んで色んな人が色んなことを思うはずです。
それは個々の考え方だから何も批判されるような事ではないともいます。
私個人が感じるのは「日本人にかえれ」という言葉をそのままとらえてはいけないという事です。
その本質はKKKみたいな白人至上主義のような日本人至上主義ではなく日本人”らしさ”を取り戻せという事なんだと思います。
じゃあ、その”らしさ”って何?っていうと、
経営理念でもある「人間尊重」を軸とした大家族主義だったり互譲互助だと思います。
たぶん、この3つです。
この3つは新入社員教育から退職するまで、何度となく耳にした言葉です。
で、そこに血だとかルーツだとかっていう括りはないはずです。
だからついこの前までやってたラグビーワールドカップで目にした「日本代表なのに日本人じゃないやつがいる」、「これは本当の日本代表じゃない」などというコメントや、ミスユニバース2015に選ばれた宮沢エリアナさんが「ハーフだから」という理由だから日本代表には相応しくないなんてコメント、「でもラモスは認める」みたいなコメントはナンセンスだと私は思います。
日本人らしさは日本人だから持っているものでもないし、外国人だから持っていないわけではないし。
なんだかね、こんだけ書いてると一種の宗教みたいなもんじゃんって思われそうだけど、たぶんちょっとそうだと思う。
入社式を明治神宮で行う会社なんて滅多にないだろうし、新入社員研修で国旗掲揚とか敬礼だとかする会社だから、 I LOVE JAPAN なのは間違いないと思う。
そんなちょっと独特な企業文化だから、つい最近までソロ活動してたんだと思う。
で、そんな出光さんが昭和シェルさんと一緒になるわけで(2016年中の経営統合に基本合意済)
これまでソロ活動していた出光さんがオランダと日本のハーフである昭和シェルを吸収合併することで企業文化がどうなるか気になるところではありますが、さっきも書いたように100年以上を経た今でも店主の理念である「人間尊重」がブレていなければ何も心配する必要はない気がします。
話が色々と脱線を繰り返しましたが、最後にもうひとつだけ。
出光は現在、出光興産という企業名ですが以前は出光商会でした(1940年まで)
そして弊社の名前は今関商会(1952年創業)
そこにも理由があって、創業者の今関孝康は満州に従軍したのち終戦を迎えました。
そして敗戦のなかから会社を興すわけですが、そのキッカケは事業のひとつとして石油業に着目したのと同時に佐三店主との出会いがありました。互いに満州にいた経験から話も合い、そこで店主に感銘を受け、創業時の名前である出光商会という名前を真似て今関商会という名前になったそうです。
そんな今関商会も今月27日で63周年を迎えます。
こうやって迎えられるのもひとえに皆様の支えがあってのことだと思います。
有難う御座います。
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