【ディーゼル車ドライバー必見】寒くなる前に確実に知っておきたい軽油の事!
寒くなってきましたね。
気象予報士さんが「エルニーニョ現象の影響が色濃く、暖冬になる予想です。」って言ってたから今年は暖かいみたいですけどね。
なんとなく暖冬の反対語ってなんだろうと思って調べたら”寒冬”らしいです。
でも、たまに厳冬って表現されたりしてるよね?と思って色々調べたら
気象庁が定めるところ
暖 ← 【暖冬】【並冬】【寒冬】 → 寒
で、夏は
ちなみに
30年間の観測値(夏の平均気温など)を小さい順に並べて、小さい方から10番目まで(全体の33%)が「低い(少ない)」、11~20番目(同33%)が「平年並」、それ以上を「高い(多い)」、各階級の出現率が等しく33%(10年)となるように決めています。現在の区分値は1981年から2010年までの30年間の資料で作成した値で、区分値は10年毎に更新しています。なお、この区分の具体的な値は当然のことながら、地域により、また夏と冬でも異なります。 気象庁HPより抜粋
らしく、たまに出てくる【厳冬】とか【酷暑】、【猛暑】は?っていうと、
「あくまでも各個人による想像以上の寒さや暑さの表現であり、感覚は人によって違うため”〇〇℃なので××”という定義はない」
って事らしいです。でも
最高気温が35℃以上の日を猛暑日、30℃以上の日を真夏日、25℃以上の日を夏日、0℃未満の日を真冬日といいます。 気象庁HPより抜粋
らしい。 うん、もう面倒くさいからこれ以上踏み込むのはやめよう。
で、こんな話をするために書いたんじゃなくて、これから冬が本格化するにあたって、旅行をはじめスキーやスノボで寒冷地に行く方々も増えてくるかと思います。
※個人的にスノボが苦手なのでファンスキー(板が短くてスティックもたないやつ)が好きです。
出典:tokaiticket.seesaa.net
で、今初めて知ったけど”ファンスキー”って呼称は日本国内だけみたいで、”スキーボード”っていうのが正式な呼称みたい。スノーブレードっていうのは商標だから呼称にはならないそう。
宅配便(呼称)と宅急便(ヤマト運輸の商標)の違いみたいなもんだね。
で、話を戻して何が言いたいかというと
雪山行くときにディーゼル車で行くと軽油が凍る可能性あるから気をつけてね!
って事です。
最近ほらクリーンディーゼル車とかってブームでしょ、VWとかポルシェの不正ソフトの関係で。※クリーンディーゼル車とかその最近のブームについてはコチラ
で、せっかくクリーンディーゼル車買ったのにこれを聞いて「じゃあディーゼル車でゲレンデ行けないじゃん!!」って事になっちゃうんだけど、そんなに焦らなくていいから、落ち着いて。
細かく言うと、地元で軽油を満タン給油してからゲレンデに行って長時間駐車して帰ってきたらエンジンかからなくなったりするから気をつけてね!って事なんです。
それを理解してもらうためにまずはディーゼルエンジンの仕組みを簡単に説明しますが、
空気のみを圧縮して、そこに霧状にした軽油を直接噴射して自己着火させ、その燃焼エネルギーを動力に変換させている
って事なんです。でもひとつ難点があって
寒冷地だと軽油の中に含まれているワックスが凝固して霧状にすることができなくなってしまいます。
じゃあ、どうすればいいのか?
っいうと、それはすごく簡単で
現地のガソリンスタンドで給油しましょう!!
って事なんです。
なぜかというと、実は各石油元売り会社の製油所が寒冷地向けに軽油の性状をかえて各ガソリンスタンドに出荷しています。
上記表の出典:JIS K2204:2007
そして、そういった様々な軽油の性状を生み出す装置が出光興産の北海道製油所には完備されていて、その名前が「軽油深度水素化脱硫装置」。
この装置が凄いのは軽油内の凝固してしまうワックスを除去する機能がついているだけじゃなくて、軽油内の硫黄分の割合を少なくしたサルファ―フリー軽油を製造する事できるって事なんです。これができると排ガス中の有害物質を削減することができ、またエンジンの燃費性能引き出すことが可能となり、燃費も向上しちゃうんです!
ちなみに軽油使用ガイドラインっていうのもあって
ってなってるみたいです。
寒冷地に行く際には是非参考にしてみてください。
暖冬らしいですが、それでもやはり冬は寒いものです。
風邪などひかないよう体調管理には気をつけて皆様をお待ちしております。
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